MUP WEEK18 財務スキル(BS理解)

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中西京介
中西京介

こんにちは、中西京介です。

今回は財務スキル(BS理解)です。

早速やっていきましょう!

 

前回は「MUP WEEK18 財務スキル(PL理解)」を学びました。財務スキルは損益計算書(PL)と呼ばれる「1年間でいくら利益をだしたか」と貸借対照表(BS)と呼ばれる「①期末時点で会社に存在する財務状況と②会社資金の調達と運用の状況を表す」になります。今回はBSをやっていきます。社会人で経営者の目線を持つことは非常に重要なので確実に自分のものにしましょう!

 

1.オリエンタルランドの貸借対照表(BS)は?

 

では、オリエンタルランドの貸借対照表(BS)はどれかわかりますか?

中西京介
中西京介

初めて見たときはどの部分をどのように見ていったらいいのか

全くわかりませんでした。これを15分後に理解できるようになります!

 

 

2.資金調達と資金運用
BSは主に右の部分(調達状況)と左の部分(運用状況)に分けることができます。
右の部分で会社は資金を調達します。そして、調達状況には返済が必要なもの(流動負債)と返済が不必要なもの(純資産)の2つがあります。そして、左の部分は右の部分で調達した資金を運用します。
3.資産の種類
資産には2つあり、「流動資産」と「固定資産」になります。
流動資産:現金や後払いのもの、商品の在庫など回収するスピードが短いもの
固定資産:建物、トラック、備品などすぐに元が取れない回収するスピードが長いもの
4.負債の種類
負債も資産同様2つあり、「流動負債」と「固定負債」になります。
流動負債:先払いで後に回収するか買掛や1年以内に返済しないといけない短期借入などが当てはまる。
固定負債:社債を発行して工場などを建てる場合は短期的には返済ができない。または、1年以上先に返済する長期負債も当てはまる。
5.純資産の種類
最後に純資産です。大きく分けると「株主資本」と「その他」に分けることができます。
株主資本:株主資本と呼ばれる資本金や前年度からの余剰金がこれに当てはまります。
その他:新株予約権や評価換算差額のように毎年100万の売上がある会社を売却するときには100万×5年=500万という評価をもとに売却します。
まとめ
中西京介
中西京介

もう一度おさらいしましょう!

会社は資金を調達し、その調達した資産を運用します。
運用状況は回収スピードが短いものを流動資産、長いものを固定資産と呼び、調達状況は返済期間が短いものを流動負債、長いものを固定負債と呼びます。また、返済不必要な純資産があります。この会社資金の調達と運用を表すものを貸借対照表(BS)と呼んでいます。
6.オリエンタルランドのBSの理解の仕方
このとき、オリエンタルランドのイメージをしてみましょう!
PLの時もそうでしたが、BSもその会社のことをイメージすることが重要です。
このイメージを元に予測していきましょう!
オリエンタルランドはディズニーランドを運営している会社なので当然土地建物がめちゃくちゃ多いはずです。そこから予測できることは固定資産がかなりあるはずなので③は消すことができます。
そして、利益を出し続けているというところと財務状況が良いと予測できます。そこで重要になってくるのは流動資産と流動負債になります。流動負債は「すぐに払えますょ」資産で、流動負債は「すぐに払ってくれ」負債と考えることができます。
つまりこのようにに考えることができます。
流動比率(会社の短期的な財務の安全性)をだすことが重要になります。
流動比率=流動資産/流動負債×100
この値が大きいと短期的な安全性は高いと予測できます。一方、この値が小さいと短期的な安全性は低くなります。なお、日本においては売掛金の回収リスクが少ないため150%程度あれば問題ないとされています。
それをもとに先ほどの表を確認してみましょう。
①の会社は流動比率が200%、②の会社は50%です。短期的な安全性を見ると圧倒的に①が優れていることがわかります。なので、答えはこのようになるはずです。
いかがですか?皆さん、BSを読むことができるようになりましたか?
はじめは全然わからなかったですが、余裕で読むことができるようになったかと思います。いろいろな会社のBSを読むことでその会社の資金の動きがわかるようになるので経営者の目線を持ちたいという方は確実に理解しておきましょう!

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