中西京介
こんにちは、中西京介です。
今回は財務スキル（PL理解）についてアウトプットします。
経営を行っている方はもちろんですが、社会人は絶対に知っておかなければいけない内容です！早速やっていきましょう！
PLという言葉は聞いたことはありますよね？ただ、自分も何のことを表しているのかよくわかっていませんでした。15分で皆さんがわかるようにしっかり伝えていきます！
ビジネスは感覚では絶対失敗します。確実に数字で落とし込むことができなければいけません。感覚でやっている方お店つぶれますよ！？
１．損益計算書（PL）と貸借対照表（BS）
２．どれが資生堂のPLでしょうか？
３．PLの全体像の理解
４．利益の種類
５．売上総利益とは？
６．営業利益とは？
７．経常利益とは？
８．税引前当期純利益とは？
９．当期純利益とは？
１０．損益計算書（PL）は成績表
１１．もう１度、PLを読んでみよう！
１２．まとめ
財務スキルで重要なのは２つです。
損益計算書（PL）と呼ばれる「1年間でいくら利益をだしたか」と貸借対照表（BS）と呼ばれる「①期末時点で会社に存在する財務状況と②会社資金の調達と運用の状況を表す」になります。
今回はPLについてやっていきます。一般的なPLはこんな感じです(笑)
全くわかりませんよね？
中西京介
正直、まったくわかりませんでした。
ただ、これが読めるようになるとこの会社の収益の仕組みがどのようになっているのかわかるため株を購入するときなどにめちゃくちゃ重要になってきます！
めちゃくちゃシンプルな仕組みに変えるとこうなります。
「収益」「費用」「利益」たったこれだけです。
めちゃきちゃシンプルにした中の「利益」には実はいくつかの種類があります。
それは、「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「税引前当期純利益」「当期純利益」この５つです。「当期純利益」は期末に残るお金なのでそのほかの４つを丁寧にやっていきたいと思います。
売上総利益は本業の利益（売上高から売上原価を差し引いて算出）したものです。
コーヒーショップの場合
本業はコーヒーを売ることです。
商品原価（ー５０円）で仕入れて、販売対価（１００円）で売る。その利益は（１００－５０＝５０円）ということになります。これが売上総利益（商品粗利）になります。
めちゃくちゃ簡単ですよね？
営業利益（営利）は売上総利益から販売費と販管費（一般管理費）を差し引いて算出したものです。
コーヒーショップの場合
本業はコーヒーを売ることです。
商品原価（ー５０円）で仕入れて、販売対価（１００円）で売る。その利益は（１００－５０＝５０円）ということになります。これが売上総利益（商品粗利）になります。
ただ、コーヒーを売るためには「人・場所・集客」などの一般管理費が必要になりますよね？だから、商品原価（ー５０円）、販売対価（１００円）、販管費（ー２０円）その利益は１００－５０－２０＝３０円）ということになります。これが営業利益（営利）になります。
経常利益は本業で獲得した利益に、本業以外で獲得した収益と費用を加算して算出したものです。
コーヒーショップの場合
本業はコーヒーを売ることです。
商品原価（ー５０円）で仕入れて、販売対価（１００円）で売る。その利益は（１００－５０＝５０円）ということになります。これが売上総利益（商品粗利）になります。
ただ、コーヒーを売るためには「人・場所・集客」などの一般管理費が必要になりますよね？だから、商品原価（ー５０円）、販売対価（１００円）、販管費（ー２０円）その利益は１００－５０－２０＝３０円ということになります。これが営業利益（営利）になります。
更に、本業以外で獲得した収益として「イベントスペース利用・講師レッスン料」を考える必要があります。だから、商品原価（ー５０円）、販売対価（１００円）、販管費（ー２０円）イベントスペース利用（１００円）、講師レッスン料（５０円）その利益は
１００－５０－２０＋１００－５０＝８０円ということになります。これが経常利益になります。
税引前当期純利益は当期に発生したすべての事象を加味した利益になります。
コーヒーショップの場合
本業はコーヒーを売ることです。
商品原価（ー５０円）で仕入れて、販売対価（１００円）で売る。その利益は（１００－５０＝５０円）ということになります。これが売上総利益（商品粗利）になります。
ただ、コーヒーを売るためには「人・場所・集客」などの一般管理費が必要になりますよね？だから、商品原価（ー５０円）、販売対価（１００円）、販管費（ー２０円）その利益は１００－５０－２０＝３０円ということになります。これが営業利益（営利）になります。
更に、本業以外で獲得した収益として「イベントスペース利用・講師レッスン料」を考える必要があります。だから、商品原価（ー５０円）、販売対価（１００円）、販管費（ー２０円）イベントスペース利用（１００円）、講師レッスン料（ー５０円）その利益は１００－５０－２０＋１００－５０＝８０円ということになります。これが経常利益になります。
そして更に、毎月ではなく単発的、突発的な損益として「器具の故障・店舗の売却」を加味する必要がでます。器具の故障（－５０円）その利益は１００－５０－２０＋１００－５０ー５０＝３０円ということになります。これが税引前当期純利益になります。
当期純利益とは税金などを加味した利益を表します。
「売上高」ー「売上原価」＝売上総利益（粗利）
「売上総利益」ー「販管費」＝営業利益（営利）
「営業利益」ー「営業外損益」＝経常利益
「経常利益」ー「特別損益」＝税引前当期純利益
「税引前当期純利益」ー「税金」＝当期純利益
いままでやってきた内容をまとめるとこのような形になります。結局めちゃくちゃシンプルにすると「収益」ー「費用」＝「利益」になります。
まず、資生堂についてイメージしてみましょう！
・化粧品の原価は安い（売上原価は安い？）
・全国のデパートに美容部員を配置している（販管費高い？）
・CMで有名女優が多く宣伝している（宣伝費は高い？）
・メーカーの利益率はそこまで高くない（利益は多くない？）
中西京介
売上原価が高いはずなので③は除外できるな！
中西京介
販管費や宣伝費はきっと多いはずなので①は除外できるな！
中西京介
営業利益はメーカーなのでそこまで多くないので①は除外できそうだ！
中西京介
資生堂のPLは②だね！
①は「Facebook」でIT系に多い売上原価が低く、営業利益が高い特徴。
③はチケット販売などをしている「ぴあ」で、販売価格とあまり変わらない値段で仕入れてそれを売るので売上原価が非常に高いのが特徴。
今回は、財務スキルの損益計算書（PL）についてアウトプットしました。これがわかると企業の財務状況や業種による売り上げの仕組みがわかるので確実に押さえておかなければいけないスキルです。
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