MUP WEEK 14 SNS MARKETING

国民の4人3人がSNSを利用しています。そして、SNSは若い人がするものというイメージがあるかもしれませんが、2012年では8割が10-30代だったのが2016年には6割に低下しています。つまり、40代や50代以上の人がかなりSNSを扱うようになったということを表しています。

インスタをやっているとフォローしている人から様々な情報を得ることができますよね？その情報から実際に買ってみたいなとか、行ってみたいなというトリガー（きっかけ）になるのがSNSです。

つまり、今の時代SNSに露出しないでサービスや商品を知ってもらうのは絶対に無理だということを理解するべきです。

データを見てみるとフォローしている人に影響を受けて商品を購入したことがある人は78%にもなります。そして、そのジャンルを見てみるとファッションや飲食・美容など自分の生活になくてはならないものが中心にあります。

数年前は「モノ」「コト」「バショ」を伝えるときに人から人にゆっくり伝わっていたのに対して、現在ではインスタに話題性のものが載ると一瞬で世界中に伝わります。

身近な例としてはPPAP（ペンパイナポーアッポーペン）じゃないですか？youtubeにアップして、ジャスティン・ビーバーに興味を持ってもらい一気に世界へ広がりました。

また、eimy（エイミー）はインスタグラム初ブランドになります。個人のセンスだけで数カ月で一流アパレルブランドになるということなどが当たり前になるのが今の時代です。

この２つに言えることはどちらもクオリティーマーケティングだということです。従来のオークション型マーケティングは終わりました。個人のセンスやアイデアが今後のマーケティングではキーポイントになります。

2015年で世界18.6億人、国内2400万人だったのが2018年は世界20.0億人、国内2700万人で伸び率は世界+1.4億人、国内+300万人です。

2015年で世界3.1億人、国内3700万人だったのが2018年は世界3.2億人、国内4000万人で伸び率は世界+0.1億人、国内+300万人です。

2015年で世界5.8億人、国内1100万人だったのが2018年は世界7.0億人、国内3000万人で伸び率は世界+1.2億人、国内+1900万人です。

3つのSNSを比較すると、圧倒的な伸び率があるInstagramに勢いがあることがわかります。

そして、各年代の2016年と2018年のユーザーの年齢によるシェアを比較してみると、

40代、50代以上がとても多くなっていることがわかります。特に、コロナの影響で自宅にいてSNSを始めるきっかけになったという回答がとても多くなってきています。

今度は、月間アクティブ率を見てみるとLINEは毎日使っているので86%もありますが、Instagramは85%と非常に高い数値をたたきだしています。特にInstagramのすごい部分は2.3時間に1度アプリを開いているというところです。

Instagramでは大きく分けて5つのことができます。

【投稿】　　　　写真を投稿し、コメントやハッシュタグをつけることができます。

【ストーリー】　24時間で消えますが、自由な投稿をすることができます。

【ライブ】　　　自分の意見を生で配信することができます。

【DM】　　　　 ダイレクトメール機能です。

【検索】　　　　様々なハッシュタグを検索することができます。

特に検索に関してはとても重要になります。

Google検索は文字が多くそして画面の移動がとても多いので面倒です。また、ホットペッパーやぐるなびは評価の不正が数多くあり信頼が非常に下がっています。そこで、注目されているのがInstagramです。「位置情報で近い店を探す」「ほかの人の生の声が聞ける」「デザインが一目でわかる」など感覚に近い検索ができるので、利用者が急増しています。

例えば、フォロワーの中に「LIVING ROOM CAFE & DINNING」というお店で料理の投稿をいて美味しそうだなぁと感じた場合、画面上の「LIVING ROOM CAFE & DINNING」を押すとこのお店に関する様々な投稿が一覧で表示されます。そして、投稿の上にはお店の場所を示す地図が表示されています。さらにそこを押すと詳しいお店への生き方がわかるというとてもシンプルなシステムになっています。

その他の機能

１つ目は「ショッピング機能のリリース」です。

今まではInstagramで集客を行い、HPに誘導するという流れであったのが、すべてInstagram上で直接販売できるようになりました。

Instagramのサイトでは10,000人が投稿を見てくれた場合、約9,800人が画面をタップしタグを表示させます。そして、タグをタップしブランドサイトに誘導した人は1,862人で、さらに購入まで進んだ人は74人であるというデータをだしています。かなりの確率で購入まで誘導できるので確実に押さえておきたい機能になります。

そして、次が「予約機能」のリリースです。サロンや飲食店をInstagramで予約することができようになってきています。それぞれサロンの場合ではまだ使えるサイトはないですが、飲食店の場合は「ぐるなび」「Yelp」などが使用可能です。ただ、今後どんどん提携されてくるので確実に押さえておきたい機能になります。

Instagramは友人の近況を知ることができたり、店の予約ができたり、生の口コミをみることができたり、商品を購入したり、情報収集することができます。つまり、Instagramは私たちにとって必要不可決な存在になっているということです。

Instagramの親会社はFacebookですので、資金やノウハウの面では圧倒的です。今後、様々なアプリがでてくると思いますが今から新しいアプリをダウンロードして乗り換えるかというと絶対にしません。だから、確実にInstagramを抑えておきましょう！

Instagramを運用している人は感じると思いますが、興味・地域・ライフスタイルが似ている人がフォローしてくれるようになります。自分に興味を持ってくれる同一コミュニティが自分のアカウント上に構築されていきます。例えば、美容を発信している場合は美容に興味を持っている人が集まり、子供中心の発信をしていればママが自然と集まりやすくなります。

単発広告はチラシ・テレビ・ラジオやホットペッパーもそうですが、広告料を払えば掲載されますが、払うのをやめてしまった場合は当然掲載されないですよね？都度、手間とコストがかかるのが単発広告になります。

一方、永続広告は自社のSNSや自社ブログ購読、メルマガ登録など様々なものがあります。しかし、基本的に難易度がとても高いです。その中で最も難易度が低く効果が高いものが自社のSNSになります。それに、1度フォローされると、自分が投稿するたびにその人達に継続リーチできる自社媒体の構築が可能になります。

永続広告ができる媒体でも、永続広告をしても効果は低い傾向があります。理由は、お店に行ったときDMやLINE@の登録をお願いされることがありますよね？でも、実際に連絡がきたときどう思いますか？めちゃくちゃ嫌だなという印象受けませんか？実際にこれらのプッシュ広告と呼ばれるものはノイズでしかありません。

一方、Instagramなどは自然表示にあたります。自然表示はプッシュ広告の反対にあたり、プル広告と呼ばれます。受け手側が見たくないと思ったら、やめることができるというところがポイントです。不思議なことにプッシュされると見たくないですがプルされると見たくなるというのが人間の心理です。

教育広告とは商品・お店のコンセプト・想いをもっと伝えることができるということです。チラシやホットペッパーの1ページではできないことがInstagramではできます。お客様がファンになると商品やブランドがどのように生み出されたのかというストーリーを知りたくなります。

Instagramでフォロワーが数万人いる世界はどのようなものでしょうか？

届けたいなと思うフォロワーに以下のことができるようになります。

テレビCMは価格も高く、不特定多数の人にしか打ち出すことができません。一方、Instagramでは企業が打ち出したい層のフォロワーがいるインフルエンサーに依頼が可能で、価格もずっと安いです。そのため、どのような人にフォローしてもらいたいかをしっかり考え、その人たちに響く内容を発信していくことが非常に重要です。

例えば#メルローズというエステのPRに関して言えばフォロワーが5.4万（フォロワー）×3.2円（通常）＝172,800円という価値があります。フォロワーを持つということはいくら稼げるということではなく、これだけの価値があるということです。

今回はInstagramを始める前に知っておくべき重要なコトをアウトプットしました。始める前にきっちり知ってからやるのとそうでないのは全然違います！次回は実際に運用をしていく際の内容を書いていきますので楽しみに待っていてください！